電動アシスト自転車をリーズナブルに購入したいなら、中古の電動アシスト自転車の購入を検討しましょう。中古の電動アシスト自転車を安く購入することはできますが、中古の電動アシスト自転車購入特有の不安もあるでしょう。そこで本記事では、中古の電動アシスト自転車を購入する際の注意点を紹介します。
中古自転車には、新車に比べて故障のリスクが高いという現実があります。新品の電動アシスト自転車は、ほとんど故障することがないと言っても過言ではありません。しかし、中古自転車には当たり外れが存在し、故障のリスクが高くなる傾向があります。そのため、中古自転車を購入する際には注意点を把握しておくことが重要です。
一、バッテリーの重要性と注意事項
電動自転車にはバッテリーが搭載されていますが、バッテリーの寿命には限りがあり、通常は使用すると劣化します。バッテリーは放置していても自然に放電するものです。
新車でもそのまま放置すれば、バッテリーはいずれ使えなくなります。バッテリーは製造コストの中で大きな割合を占めています。
バッテリーを新品に交換すると3万円以上かかることも少なくありません。安い中古の電動アシスト自転車を買っても、バッテリー交換に数万円かかってしまうのであれば、新しい自転車を買った方が経済的です。
バッテリーは経年劣化するので、中古自転車の中には寿命が近いバッテリーもあります。とはいえ、バッテリーの状態を素人目で判断するのは困難です。
そのため、バッテリーの点検はショップに依頼することをおすすめします。信頼できるお店であれば、こちらから聞かなくてもバッテリーの状態を教えてくれることが多いです。
二、モーターの状態と修理に関する注意
電動自転車のモーターは、自転車のエンジンのようなものです。モーターの調子が悪いと、電動スイッチを入れても坂道が登れなくなることがあります。
モーターの修理が必要な場合、メーカーに持ち込むと通常2週間ほどかかり、費用も5万円ほどかかります。中古の電動自転車を購入後、モーターが壊れたという経験者もいます。
保証期間内であれば追加費用はかかりませんが、保証期間外の場合は自己負担となります。モーターの状態を個人で正確に判断するのは難しいので、信頼できる自転車販売店で購入することをおすすめします。
専門知識を持ったスタッフがモーターの状態をチェックし、問題があれば修理や交換をしてくれるでしょう。
三、フレームやその他の要素の確認
中古の電動アシスト自転車を利用する際には、使用頻度や年式などを確認することが大切です。電動自転車には、バッテリー以外にも注意が必要な点があります。長年の使用で歪んだり、経年劣化することもあります。
バッテリーに問題がなくても、フレームの細い電動アシスト自転車やチャイルドシートを頻繁に使用していると、目に見えにくい歪みが生じることもあるでしょう。
歪みによってフレームが突然壊れることはほとんどありませんが、フレームの特定の部分に負担がかかり、パンクしやすくなったり、異音が発生したりする可能性が高いです。
また、モーターの修理は自転車店でも難しく、ユニットごと交換しなければならないことも考えられます。「バッテリーは新品に交換済み」と書いてあっても、年式が古い場合は慎重に検討することをおすすめします。
四、購入時の文書と防犯登録の確認
中古販売専門店で購入された方や家電に詳しい方はご存知かもしれませんが、中古品を購入すると取扱説明書やメーカー保証書が付いてくることがあります。
電動自転車にも、もちろんメーカー保証書が付属しています。保証書がないと、購入後の防犯登録ができません。
購入前に、保険証や取扱説明書の書類一式、スペアキーの有無などを売主に確認することをお勧めします。
前所有者からの購入の場合、法人や店舗から購入された場合は削除されている可能性があります。しかし、メルカリやジモティなどの個人間取引の場合、セキュリティ登録が削除されておらず、新規登録ができない場合があります。
このようなトラブルを避けるためにも、どのような方法で購入した場合でも、必ずセキュリティ登録が抹消されているか確認するようにしましょう。
中古の電動アシスト自転車の購入は、経済的で魅力的な選択肢ですが、注意が必要です。自転車の状態や歴史を十分に確認し、信頼できるショップや販売者から購入することが大切です。新品と比較してリスクが伴うこともありますが、慎重に選び、必要な点を確認することで、素敵な中古の電動アシスト自転車を手に入れ、便利で楽しいサイクリングライフを送ることができるでしょう。