サウンドバーのランキングは、売れた数や人気で並べたものが多く、なぜその順位なのかが見えにくいものです。
この記事では、よく名前が出る定番の11機種を、同じ5つの物差しで点数にして順位をつけました。
物差しは「音の広がり」「迫力」「セリフの聞き取り」「接続」「設置のしやすさ」の5つで、各5点、合計25点です。
点数はすべて、メーカー公式の仕様にのっている事実だけで決めています。
結果は、22点のPHILIPS TAB8750が1位でした。
用途べつに選び方から知りたい人は、サウンドバーのおすすめもあわせて読んでください。
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サウンドバーランキング1位は、5項目中3項目で満点をとったPHILIPS TAB8750
1位はPHILIPS TAB8750で、25点中22点でした。
5つの物差しのうち「音の広がり」「迫力」「接続」の3つで満点です。
1位になった理由を、点数の中身から4つにわけて説明します。
理由1:上から、うしろから音が来る「7.1.4ch」で音の広がりが満点
TAB8750は、7.1.4chという本格的なスピーカーの組み合わせです。
7.1.4chとは、まわりを囲む音の通り道が7つ、低音用が1つ、上向きが4つという意味です。
上向きのスピーカーは天井に音をはね返し、雨音やヘリコプターの音を頭の上から聞かせます。
さらに、うしろに置くリアスピーカーが2台つきます。
「上」と「うしろ」の両方に本物のスピーカーがあるのは、今回の11機種でTAB8750だけでした。
理由2:6.5型の別置きサブウーファーで迫力も満点
低音は、別に置くワイヤレスのサブウーファーが受け持ちます。
サブウーファーとは、低い音だけを鳴らす専用のスピーカーのことです。
ユニットは6.5型で、商品ページでは35Hzまでの低音を出せるとしています。
映画の爆発音や太鼓の音で、体にひびく重さを感じやすい作りです。
サブウーファーとリアスピーカーは、部屋に合わせて音量を別々に調整できます。
理由3:ゲーム機をつなげるHDMI入力つきで接続も満点
本体には、テレビとつなぐHDMIのほかに、ゲーム機などをつなぐHDMI入力があります。
HDMI入力は4K 120Hzの映像をそのままテレビへ送れる、と商品ページに書かれています。
光デジタル、AUX、USB、Bluetooth 5.4にも対応しています。
テレビのリモコンで音量を変えられる「Easy-Link 2.0」にも対応しています。
理由4:弱点は設置の手間で、ここだけ3点
いちばん点が低かったのは「設置のしやすさ」の3点です。
本体、サブウーファー、リアスピーカー2台の、あわせて4つを置く必要があります。
リアスピーカーは音はワイヤレスでも、電源コードはそれぞれにつなぎます。
うしろにコンセントがあるかを、買う前に見ておきましょう。
そのかわり、本体の壁かけキットは最初から入っています。
リアスピーカーも壁にかけられるので、床に場所がなくても置きかたを工夫できます。
上からもうしろからも音が来る、1位の7.1.4ch
サウンドバーを使った人の声
サウンドバーを使った人の口コミを調べると、よかった声と困った声がはっきりわかれます。
口コミサイトやレンタル家電サイトのまとめで、多く見かけた声を整理しました。
よかった声:セリフが聞きやすくなった
いちばん多いのは、テレビの声が聞きやすくなったという声です。
「セリフが小さく、効果音だけ大きい」という悩みがへった、という感想もありました。
バラエティやニュースなど、ふだんの番組の声まで聞きやすくなったという声もあります。
思ったよりも音に立体感があっておどろいた、という感想も見られました。
困った声:思ったほど低音が出ない、声がこもる
いっぽうで、思ったほど重低音がひびかなかったという声もあります。
声がこもって聞こえる、という不満も見かけました。
映像と音がずれて、口の動きと声が合わないという声もありました。
テレビのリモコンの受光部をかくしてしまった、という失敗談もあります。
声とランキングの物差しの関係
よかった声、困った声は、ほとんどがこの記事の5つの物差しのどれかにあてはまります。
低音の不満は「迫力」、声のこもりは「セリフの聞き取り」、置き場所の失敗は「設置のしやすさ」です。
だから、どの物差しで点が高いかを見れば、自分が困りそうな点を先に避けられます。
くわしい防ぎ方は、このあとの失敗の章で1つずつ書きます。
このランキングの決め方:5つの評価軸と点のつけ方
点数は、耳で聞いた感想ではなく、公式の仕様にのっている事実で決めました。
だれが数えても同じ点になるように、ルールを先に決めています。
対象は、ランキング記事でよく名前が出る定番機と、PHILIPSのTABシリーズの11機種です。
合計点が同じときは、映画の迫力に直結する「音の広がり」と「迫力」の合計が高いほうを上にしました。
評価軸1:音の広がり(音質・立体感)
スピーカーの組み合わせで、音がどこまで広がるかを見ます。
- 5点:上向きのハイトスピーカーと、うしろのリアスピーカーの両方がある
- 4点:ハイトスピーカーかリアスピーカーのどちらかがある
- 3点:3ch以上で、立体音響(Dolby Atmosなど)に対応
- 2点:2chか2.1chで、立体音響(音を計算で広げる方式)に対応
- 1点:2chで、立体音響の記載がない
立体音響とは、前後左右だけでなく、高さまで音を感じさせるしくみのことです。
評価軸2:迫力(低音)
低い音を出すための専用スピーカーがあるかを見ます。
- 5点:別置きのサブウーファーがあり、ユニットが16cm前後以上
- 4点:別置きのサブウーファーがある(それより小さい)
- 3点:本体に低音用ユニットを内蔵している
- 2点:低音用ユニットはないが、低音を強めるしくみを公式にうたっている
- 1点:上のどれにもあてはまらない
評価軸3:セリフの聞き取り
人の声を聞きやすくする作りや機能があるかを見ます。
- 5点:3ch以上で、声の強さを段階で調整できる
- 4点:3ch以上で声のモードがある、または声の強さを段階で調整できる
- 3点:声のモード(ボイスモードなど)がある
- 2点:声のための機能の記載がない
3ch以上とは、左右とは別に、声を受けもつスピーカーを分けられる構成のことです。
評価軸4:接続
テレビ以外の機器とどれだけつなげるかを見ます。
- 5点:HDMI入力+テレビとのHDMI(ARC・eARC)+光デジタル+Bluetooth
- 4点:テレビとのHDMI(ARC・eARC)+光デジタル+Bluetooth
- 3点:テレビとのHDMI(ARC)+Bluetooth(光デジタルなし)
ARCとは、テレビの音をHDMIケーブル1本でサウンドバーへ送るしくみです。
eARCはその新しい版で、より多くの音の情報を送れます。
評価軸5:設置のしやすさ
5点から始めて、置くものがふえるほど点を引きます。
- 別置きのサブウーファーがあれば1点引く
- 別置きのリアスピーカーがあれば1点引く
- 壁かけ用の金具が付属しなければ1点引く
迫力を上げるほど置くものがふえるので、「迫力」と「設置のしやすさ」の点はぶつかりやすくなっています。
サウンドバーランキングTOP11(総合点順)
ここからは11機種を、点数の高い順に紹介します。
すべて同じ形で、点数の内訳、良いところ、気になるところの順に書いています。
1位 PHILIPS TAB8750(22点)
PHILIPS TAB8750は、リアスピーカーまでそろう7.1.4chの本格型です。
点数:音の広がり5/迫力5/セリフ4/接続5/設置3
良いところ
- 上向き4基とリアスピーカーで、頭の上とうしろからも音が来る
- 6.5型のワイヤレスサブウーファーで、35Hzまでの低音
- HDMI入力は4K 120Hzのパススルーに対応
- Bluetooth 5.4、光デジタル、AUX、USBにも対応
- サブウーファーとリアの音量を別々に調整できる
- 本体の壁かけキットとHDMIケーブルが入っている
気になるところ
- 置くものが4つあり、リアスピーカーは電源コードが要る
- テレビとのHDMIはARCの表記で、eARCの記載はない
- 本体の幅は約98cmあり、テレビ台の幅が要る
1位の総合力で、リビングを映画館に
2位 PHILIPS TAB8510(21点)
PHILIPS TAB8510は、本体とサブウーファーの2つで組む5.1chのタイプです。
点数:音の広がり3/迫力5/セリフ4/接続5/設置4
良いところ
- 5.1chでDolby Atmosに対応
- 6.5インチのワイヤレスサブウーファーで、35Hzまでの低音
- HDMI入力と出力の両方がある
- Bluetooth 5.4、光デジタル、AUX、USBにも対応
- 壁かけ取付キットが付属する
気になるところ
- 上向きのスピーカーとリアスピーカーはない
- テレビとのHDMIはARCで、eARCの記載はない
- サブウーファーは約4.24kgあり、置き場所が要る
置くのは2つだけ、でも迫力は満点
3位 ソニー BRAVIA Theatre Bar 6 HT-B600(20点)
センターと上向きのスピーカーを持つ、3.1.2chのサブウーファー付きタイプです。
点数:音の広がり4/迫力5/セリフ4/接続4/設置3
良いところ
- 上向きのスピーカー2基で、高さのある音が出る
- 160mmのワイヤレスサブウーファーが付く
- Dolby AtmosとDTS:Xの両方に対応
- テレビとのHDMIはeARCに対応
- 声のモードとナイトモードがある
気になるところ
- HDMI入力はない
- サブウーファーは約7.7kgと重く、大きい
- 付属品は壁かけ用ガイドで、壁かけ金具の記載はない
4位 JBL BAR 300MK2(19点)
サブウーファーを置かずに、1本で5.0chを鳴らすタイプです。
点数:音の広がり3/迫力2/セリフ4/接続5/設置5
良いところ
- 1本で5.0ch、Dolby AtmosとDTS Virtual:Xに対応
- 声を自動で聞きやすくする「PureVoice 2.0」
- HDMI入力とeARC、光デジタル、Bluetooth 5.3、Wi-Fiに対応
- 部屋に合わせて音を整える機能がある
- 壁かけ金具が付属する
気になるところ
- サブウーファーはなく、低音は本体のみでまかなう
- 上向きのスピーカーとリアスピーカーはない
5位 デノン DHT-S218(18点)
低音用ユニットを本体に入れた、1本で完結するタイプです。
点数:音の広がり2/迫力3/セリフ4/接続5/設置4
良いところ
- 75mmのサブウーファー2基を本体に内蔵
- 声の強さを3段階で変えられるダイアログエンハンサー
- HDMI入力つきで、4K映像のパススルーに対応
- Bluetooth 5.3で、LE Audioにも対応
気になるところ
- 別置きのサブウーファーやリアスピーカーはない
- 付属品の一覧に壁かけ金具の記載はない
6位 PHILIPS TAB5309(17点)
PHILIPS TAB5309は、ワイヤレスサブウーファーが付く2.1chのタイプです。
点数:音の広がり2/迫力4/セリフ3/接続4/設置4
良いところ
- 5.25インチのワイヤレスサブウーファーが付く
- DTS Virtual:XとDolby Digital Plusに対応
- 声・音楽・映画・スタジアムの4つのモード
- 専用アプリで低音と高音を細かく調整できる
- 本体は約1.6kgと軽く、壁かけキットが付属する
気になるところ
- Dolby Atmosの記載はなく、HDMI入力もない
- HDMIケーブルは付属しない
サブウーファー付きを手軽に始めたい人に
7位 ヤマハ SR-B30A(16点)
サブウーファーを本体に内蔵した、1本タイプです。
点数:音の広がり2/迫力3/セリフ3/接続4/設置4
良いところ
- 7.5cmのサブウーファー2基を本体に内蔵
- 声を聞きやすくするクリアボイス機能
- Dolby Atmosに対応し、テレビとのHDMIはeARC
- あとからサブウーファーを足せる出力がある
気になるところ
- HDMI入力はない
- 奥行きが約13.3cmあり、テレビ台の奥行きが要る
- 付属品は壁かけ用テンプレートとスペーサーで、金具はない
8位 TCL S45H(16点)
高さ約6cmのうすい本体で、1本で完結するタイプです。
点数:音の広がり2/迫力2/セリフ3/接続4/設置5
良いところ
- Dolby AtmosとDTS Virtual:Xに対応
- 低音を強める「Dual Bass System」
- 声のモードをふくむ6つのサウンドモード
- 約2.05kgと軽く、壁かけ用の部品一式が付属する
気になるところ
- 2.0chで、低音用ユニットはない
- HDMI入力はない
9位 PHILIPS TAB5201(16点)
PHILIPS TAB5201は、声の強さをアプリで細かく変えられる2.0chのタイプです。
点数:音の広がり2/迫力1/セリフ4/接続4/設置5
良いところ
- 専用アプリで「人の声の強調」のレベルを細かく調整できる
- DTS Virtual:XとDolby Digital Plusに対応
- 音を自動で整える「IntelliSound」
- Bluetooth 5.4、光デジタル、AUX、USBに対応
- 壁かけキットが付属する
気になるところ
- サブウーファーはない
- HDMIケーブルは付属しない
10位 PHILIPS TAB5109(15点)
PHILIPS TAB5109は、幅約77cmの2.0chのタイプです。
点数:音の広がり2/迫力1/セリフ3/接続4/設置5
良いところ
- DTS Virtual:XとDolby Digital Plusに対応
- 声・音楽・映画・スタジアムの4つのモード
- Bluetooth 5.4、光デジタル、AUX、USBに対応
- 壁かけキットが付属する
気になるところ
- サブウーファーはない
- HDMIケーブルは付属しない
11位 PHILIPS TAB4000(13点)
PHILIPS TAB4000は、幅約76cm、約1.45kgのいちばん小さなタイプです。
点数:音の広がり1/迫力1/セリフ3/接続3/設置5
良いところ
- 約1.45kgと軽く、テレビの前やモニターの下に置きやすい
- 声のモードをふくむ4つのサウンドモード
- 低音と高音を11段階ずつ調整できる
- テレビのリモコンで電源と音量を操作できる
- 壁かけキットが付属する
気になるところ
- 2chで、立体音響の記載はない
- 光デジタル入力はない
- HDMIケーブルは付属しない
徹底比較!評価軸べつの採点表
| 順位 | 機種 | 音の広がり | 迫力 | セリフ | 接続 | 設置 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | PHILIPS TAB8750 | 5 | 5 | 4 | 5 | 3 | 22 |
| 2位 | PHILIPS TAB8510 | 3 | 5 | 4 | 5 | 4 | 21 |
| 3位 | ソニー BRAVIA Theatre Bar 6(HT-B600) | 4 | 5 | 4 | 4 | 3 | 20 |
| 4位 | JBL BAR 300MK2 | 3 | 2 | 4 | 5 | 5 | 19 |
| 5位 | デノン DHT-S218 | 2 | 3 | 4 | 5 | 4 | 18 |
| 6位 | PHILIPS TAB5309 | 2 | 4 | 3 | 4 | 4 | 17 |
| 7位 | ヤマハ SR-B30A | 2 | 3 | 3 | 4 | 4 | 16 |
| 8位 | TCL S45H | 2 | 2 | 3 | 4 | 5 | 16 |
| 9位 | PHILIPS TAB5201 | 2 | 1 | 4 | 4 | 5 | 16 |
| 10位 | PHILIPS TAB5109 | 2 | 1 | 3 | 4 | 5 | 15 |
| 11位 | PHILIPS TAB4000 | 1 | 1 | 3 | 3 | 5 | 13 |
表は横にスクロールできます。
太字は、その項目の満点(5点)です。
上位3機種はどれも別置きのサブウーファーを持ち、迫力が満点でした。
1位と2位の差は「音の広がり」で、上とうしろに本物のスピーカーがあるかどうかが分かれ目です。
いっぽう、置きやすさの満点は1本で完結する機種に集まりました。
5項目の合計でトップ、TAB8750
スペック比較表
| 機種 | チャンネル | サブウーファー | リア | 立体音響 | HDMI入力 | テレビとのHDMI | 光 | Bluetooth | 本体の幅 | 本体の重さ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| PHILIPS TAB8750 | 7.1.4ch | 別置き(6.5型) | ○ | Dolby Atmos | ○(4K 120Hz) | ARC | ○ | 5.4 | 約98cm | 約3.2kg |
| PHILIPS TAB8510 | 5.1ch | 別置き(6.5インチ) | × | Dolby Atmos | ○ | ARC | ○ | 5.4 | 約88cm | 約3.57kg |
| ソニー HT-B600 | 3.1.2ch | 別置き(160mm) | × | Dolby Atmos / DTS:X | × | eARC | ○ | 5.3 | 約95cm | 約3.1kg |
| JBL BAR 300MK2 | 5.0ch | なし | × | Dolby Atmos / DTS Virtual:X | ○ | eARC | ○ | 5.3 | 約94cm | 約2.9kg |
| デノン DHT-S218 | 2.1ch(内蔵) | 内蔵(75mm×2) | × | Dolby Atmos | ○ | eARC | ○ | 5.3 | 約89cm | 約3.6kg |
| PHILIPS TAB5309 | 2.1ch | 別置き(5.25インチ) | × | DTS Virtual:X | × | ARC | ○ | 5.4 | 約77cm | 約1.6kg |
| ヤマハ SR-B30A | 2.1ch(内蔵) | 内蔵(7.5cm×2) | × | Dolby Atmos | × | eARC | ○ | 5.1 | 約91cm | 約3.9kg |
| TCL S45H | 2.0ch | なし | × | Dolby Atmos / DTS Virtual:X | × | eARC | ○ | 5.2 | 約81cm | 約2.05kg |
| PHILIPS TAB5201 | 2.0ch | なし | × | DTS Virtual:X | × | ARC | ○ | 5.4 | 約77cm | 約1.93kg |
| PHILIPS TAB5109 | 2.0ch | なし | × | DTS Virtual:X | × | ARC | ○ | 5.4 | 約77cm | 約1.95kg |
| PHILIPS TAB4000 | 2ch | なし | × | — | × | ARC | × | 5.4 | 約76cm | 約1.45kg |
「—」は、公式の仕様で確認できなかった項目です。
ソニー、JBL、デノン、ヤマハ、TCLの機種は、各メーカーの公式サイトや公式の仕様書で確認した内容です。
PHILIPSの機種は、商品ページに書かれた仕様をもとにしています。
点数に出ない差として、eARCかどうか、Wi-Fiがあるかどうかも見ておきましょう。
評価軸べつランキング:部門ごとの1位
合計点ではなく、1つの物差しだけで見ると、順位は大きく入れかわります。
自分がいちばん大事にしたい物差しの部門を見てください。
音の広がり部門:PHILIPS TAB8750
5点をとったのはTAB8750だけです。
2番手は、上向きのスピーカーを持つソニー HT-B600の4点でした。
音の広がり部門も迫力部門も1位のTAB8750
迫力部門:PHILIPS TAB8750・TAB8510・ソニー HT-B600
16cm前後のサブウーファーを持つ3機種が5点でならびました。
サブウーファーを置けるなら、この3機種から選ぶと低音の不満が出にくくなります。
セリフの聞き取り部門:4点の6機種
TAB8750、TAB8510、HT-B600、BAR 300MK2、DHT-S218、TAB5201が4点でした。
1本タイプで声を重視するなら、声の強さを段階で変えられるDHT-S218やTAB5201が向いています。
接続部門:HDMI入力がある4機種
TAB8750、TAB8510、BAR 300MK2、DHT-S218が5点です。
ゲーム機をサウンドバーにつなぎたいなら、この4機種から選びます。
設置のしやすさ部門:1本で壁かけ金具つきの5機種
5点は、JBL BAR 300MK2、TCL S45H、TAB5201、TAB5109、TAB4000の5機種でした。
置き場所がせまい部屋や、一人ぐらしの部屋ではこの部門を重く見ましょう。
サウンドバーえらびでよくある6つの失敗
口コミや、後悔した人の体験をまとめた記事でよく見る失敗を集めました。
1つずつ、防ぎ方もあわせて書きます。
失敗1:思ったほど低音が出なかった
1本タイプの中には、低音用のユニットを持たない機種もあります。
テレビよりは良くなっても、映画の爆発音では物足りなさが残ります。
【防ぎ方】「迫力」が4点以上、つまり別置きのサブウーファーがある機種を選びます。
失敗2:声がこもって聞こえる
低音を強くしすぎたり、声の担当スピーカーがなかったりすると、声がうもれます。
【防ぎ方】「セリフの聞き取り」が4点の機種を選び、声のモードを使います。
夜は、大きな音をおさえるナイトモードがあると声を聞きとりやすくなります。
失敗3:映像と声がずれる
テレビとBluetoothでつなぐと、映像より音が少しおくれることがあります。
【防ぎ方】テレビとはHDMI(ARC・eARC)でつなぎます。
テレビのHDMI端子に「ARC」の表示があるかを先にたしかめましょう。
失敗4:テレビのリモコンがきかなくなった
背の高いサウンドバーは、テレビの下にあるリモコンの受光部をかくすことがあります。
【防ぎ方】サウンドバーの高さと、テレビの画面下のすき間を先にはかっておきます。
高さ6〜7cm前後の機種が多いので、すき間がそれより広いかを見ます。
失敗5:テレビ台にのらない、はみ出す
幅だけ見て、奥行きをはかりわすれる失敗です。
【防ぎ方】テレビ台の幅と奥行きをはかり、本体の寸法とくらべます。
のらないときは、壁かけキットが付属する機種を選ぶと解決しやすくなります。
失敗6:サブウーファーやリアの置き場所がない
買ってから、サブウーファーやリアスピーカーを置く場所がないと気づくパターンです。
リアスピーカーは、うしろに電源が要る機種もあります。
【防ぎ方】置く場所とコンセントの位置を先に決めてから、「設置のしやすさ」の点を見ます。
失敗しない選び方:ランキングを自分用に並べかえる3ステップ
総合1位が、だれにとっても1位とはかぎりません。
採点表を使って、自分に合う順位に並べかえる方法を紹介します。
ステップ1:ゆずれない物差しを1つ決める
映画の迫力なら「迫力」、ニュースやドラマなら「セリフの聞き取り」です。
ゲーム機をつなぐなら「接続」、部屋がせまいなら「設置のしやすさ」を選びます。
ステップ2:その物差しで4点以上の機種にしぼる
決めた物差しで3点以下の機種は、あとで不満が出やすいので外します。
たとえば迫力なら、4点以上はTAB8750、TAB8510、HT-B600、TAB5309の4機種です。
ステップ3:残りの中から合計点の高い順に見る
しぼった中で合計点が高い機種ほど、ほかの物差しでの弱点が少なくなります。
最後に、テレビ台の寸法とコンセントの位置を合わせてたしかめます。
予算からしぼりたい人は、サウンドバーのコスパ最強モデルも参考にしてください。
しくみから知りたい人は、サウンドバーの仕組みと選び方がわかりやすいです。
よくある質問
Q. ランキングの点数は、実際に聞きくらべて決めたのですか。
いいえ、公式の仕様にのっている事実だけで決めています。
音の好みは人によってちがうので、だれが数えても同じになる物差しにしました。
Q. 売れ筋ランキングと順位がちがうのはなぜですか。
売れ筋ランキングは、売れた数の順番です。
この記事は、音の広がりや接続など、使ったときの差につながる5項目の点数順です。
Q. テレビにARCがないとつなげませんか。
ARCがないテレビでも、光デジタルでつなげる機種ならつなげます。
TAB4000は光デジタル入力がないので、ARC対応のテレビか、Bluetoothでつなぎます。
Q. Dolby Atmosを楽しむには何が要りますか。
Dolby Atmosに対応した作品と、それを送れるテレビや機器が要ります。
よりくわしい音の情報まで送りたいなら、eARCに対応した組み合わせが向いています。
eARCのことはeARC対応サウンドバーのメリットでまとめています。
Q. サブウーファーは集合住宅でも使えますか。
使えますが、低音は床やかべを伝わりやすいので、夜は音量や低音を下げましょう。
TAB8750やTAB8510のように、低音やサブウーファーの音量を調整できる機種が安心です。
Q. チューナーレステレビにもつなげますか。
テレビにHDMI(ARC)端子か光デジタル出力があれば、つなげます。
テレビ選びから考えるなら、チューナーレステレビのおすすめも見てください。
Q. PHILIPSのサウンドバーに保証はありますか。
TAB8750やTAB4000の商品ページでは、1年以内の不具合は無料で修理または交換するとしています。
くわしい条件は、それぞれの商品ページで確かめてください。
まとめ
11機種を5つの物差しで採点した結果、1位は22点のPHILIPS TAB8750でした。
上とうしろに本物のスピーカーを持ち、迫力と接続でも満点をとった総合力が決め手です。
置くものを2つにおさえたいなら、21点で2位のPHILIPS TAB8510が近い満足度をねらえます。
1本だけで手軽に始めたいなら、「設置のしやすさ」の部門を見て選んでください。
用途や部屋べつに選びたい人は、サウンドバーのおすすめで目的ごとの選び方を紹介しています。
テレビの音を、映画館の音に変える1位の1台
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